マルチピュア社のブロック活性炭は、活性炭を微細な粉末にし、それを型に入れて非常に高い密度で圧縮成型することによって作られています。
水をきれいにするには、赤サビや微生物などの微粒子を機械的に「ろ過」する働きとトリハロメタンや農薬などの化学物質を化学的に「吸着」する働きが必要です。多くのメーカーが採用している粒状活性炭では化学的な「吸着」はある程度期待できますが、粒状という密度の低さから機械的な「ろ過」の効果はあまり期待できません。そのため各メーカーは、樹脂(中空糸膜)やセラミックを使った「ろ過層」との組合せで性能を確保しています。
マルチピュア社のブロック活性炭は、非常に高密度のブロック状(固形)の活性炭の中を水が通るため「吸着」と「ろ過」の働きを同時に同じフィルター体積の中で行うことができる一体構造のため、除去性能を高めています。
また、ブロック活性炭内部の微細穴が極めて複雑な構造のため、水と活性炭が接触している表面積は驚くほど広がり、接触時間も長いために高い微粒子の「ろ過」能力を可能とするだけではなく、化学物質の「吸着力」を大幅に高めることができます。このような特性によって、塩素や味、匂い、微粒子、原虫、重金属、濁度などをはじめ、環境ホルモン系農薬、トリハロメタン、MTBE、アスベスト、クロラミンなどの多種類に及ぶ有害化学物質を100%に近い状態まで取り除くことができるのです。
また、これらの除去性能はメーカーや行政などから独立した中立的な第三者機関であるNSFによって、厳しく試験され、合格しており、NSF認証を取得しています。さらにマルチピュア社のブロック活性炭は、近い将来問題化されるであろう「水道水中の残留医薬品」の除去※1に対しても有効に働くことが予測されています。
マルチピュア浄水システムが家庭用として高い評価をいただいている理由は、有害物質の除去と同時に、もうひとつ大きなポイントがミネラル分をそのまま残すことにあります。逆浸透膜方式の浄水器などがミネラル分も有害物質と同時に取り除いてしまうものとは違い、マルチピュア社の浄水器は、ミネラル分をそのまま残すことで、天然水のようなおいしい水を毎日手軽に蛇口から手に入れることが出来るため、飲料水だけでなく料理にも幅広くご使用いただくことができます。
※1現在残留医薬品の除去性能試験方法がNSFで確立されていないため性能試験はまだ行われておりません。